どうやる?海外発券のSFC修行
海外発券を利用したSFC修行はみなさんご存知でしょうか?ちゃろえもんは、来年はANA修行で再度ステイタスを獲得をするために、過去の修行の経験を色々と思い出す秋の夜長を過ごしていました。 今回は、そんな気になる海外発券で行う修行スタイルの提案です。
さて、ANAステイタスのプラチナの上にある ダイヤモンド を低予算で達成するべく目指しているところですが、そうは言っても当時のがむしゃらにPP効率の良さだけを追求するような本気すぎる修行はちょっと避けたいと思っています。(笑)
少しは旅先も楽しめるような旅行でなくては、頑張って取得したSFCが泣くなってっ実感していて、楽しめるプランを立て易い海外発券での修行を考察してみます。
修行でもやっぱり滞在はゆっくりしたいのだ!の巻き
皆さん、SFC修行を実施するにあたり、やっぱりPP単価やPP効率という物を意識しますよね。
かくいう僕も、修行中はそりゃもう目を皿にしてどれだけ効率よく回れるか!?という事ばかりチェックする日々で、東京-沖縄間の往復が同じ機材でCAさんも同じで「お帰りなさいませ」と言われようが座席前にてひざ立ててで挨拶されようが、鉄の心で恥かしさも耐え忍んで頑張りました。(笑)↑ 慣れるまでは、かなり人の目も気になって恥かしい。^^;
話が少しそれましたが、そういう時期も過ぎたので、当時はあんなヌルいプランの何が修行だ!と人様のブログをみて息巻いておりましたが、今となってはSFC持ってる人にしてみれば、余裕を持った日程のプランで旅先を楽しむ、かつ、マイルもキッチリ稼いでいくって事が当たり前なんだよな〜と思い、今回は、プレミアムポイントも稼ぎながら旅行も楽しむ海外発券の事を思い出したというわけです。
関連記事
ana-mileage-runner-niku.hatenablog.com海外発券とは?
これは読んで字の如く、海外で発券する航空チケットの事をさしています。つまり、出発はどこか他の国で、到着が日本国内となる往復便の購入です。
海外発券の場合は、日本国内の往復便をつけるとコストがかさむので基本的には単純往復となります。そのためPP単価が高めになってしまう事が多いのですが、良い所、悪いところそれぞれの特徴をあげてみました。
- 旅程の日程・時間の変更が無料あるいは安価で行えるチケットが日本で買うより安い
- 搭乗クラスがUPしたチケットが日本発着便より安い価格で買える
- 日本発のものよりもプレミアムポイントの付く値が高いクラスの予約となる時がある
- 一定の金額で現地出国日と帰国日の間を長く設定できるので長期の計画が立てやすい
- アップグレード対象の便が日本発便より安く購入できる
- インボラ(インボランタリー・アップグレード)で無料でアップグレードされる場合がある
などなど
デメリット
- 海外からの出発なので先に現地に行く手立てが必要となる
- 修行するにはPP単価は効率的ではなくなる
- 常に片方のチケットが残る = いつかまた同じ工程をやる必要がある
- アップグレードが可能なチケットでもアップグレードにはマイルやアップグレードポイントが必要
などなど
日本で買うと高く付くアップグレードが可能なチケットが、海外発券では比較的安く購入する事ができます。個人的にはアップグレードポイントを消費できるし、日程変更が自由な分、気楽に日程を立て易いのが良いと思います。
海外に行って購入するのか?業者を通して購入するのか?
もちろん、海外に行って買う訳ではありません、じゃあ、チケット購入を代行している業者を使うのか?以前はそういう話も聞きましたが、特にそういった業者を使う必要もありません。
ANAであれば、ANAの海外サイトというものがありますので、そこから通常どおりに購入する事になります。
ANAのサイトのTOPの↓ココの赤枠の部分に、各国のサイトへ移動する入口があります。次に、各国のサイトとして出国する対象の国を入力して、使用する言語も合わせて入力します。
それでは実際に海外発券をする流れをみていきます。
シンガポール発の海外発券チケット
ANAのサイトより各国のサイトへの入り方は分かったかと思いますが、それでは次に、シンガポール発着とした想定での発券をみてみましょう。
出発地:シンガポール、到着地:日本として、クラス・運賃の部分はエコノミークラス(全運賃)を指定します。この際に注意したいのは、通常のBasicの運賃のものであれば、海外発券で購入するより通常の日本発着便で購入する方が、ただただお得です。価格的には上がりますが、予約変更が可能、かつ、アップグレードを対象としたものは日本発着便より安いのでこちらを選択します。
今回想定の日程
2015年11月15日 00:35 シンガポール発 08;25 成田着2016年 1月30日 00:05 羽田発 06:35 シンガポール着この予定だと、2ヵ月後にシンガポールに戻るというスケジュールとなります。
10月現在のレート(1SGD = ¥84.2303-)で日本円に換算すると SGD1198.70は ¥100,967JPY-となります。
プレミアムポイントについては、片道 3,477 になりますので往復使い切った場合は 6,954 となります。
¥100,967- / 6954pp ≒ ¥14.5-/pp となりますのでPP単価の効率はよくないですね。
さて、プレミアムポイントの計算をここで一回おさらいしておきたいと思いますが、その前に気になる方もいらっしゃると思いますので、シンガポール発着の海外発券の最初の便にどうやって乗るのか?という話をちょっとだけ。
シンガポール発となる為にどうやって先にシンガポールへ?
現在はLCCも沢山飛んでいるので、LCC便を片道だけ買ってシンガポールに入るという方法が主流かと思います。こちらの方法は過去の記事を参考にしてください。
先にも言いましたが、以前は日本から代行で購入してくれるところを利用する方もいたようですが、別の方は、最初の修行の時に現地の旅行代理店などで海外発着の往復を買ってくるって方もいました。 それで、あとは特典航空券を利用して片道分をマイルで取得して、キャッシュアウトを抑えた移動も可能なようです。
実際には、現地の代理店で購入する方法はある程度は英語などの語学力がないと難しいようで、現地の旅行代理店のやりとりのトラブルなどで多少リスクがあるようでした。
結局、片道分を購入するか特典航空券を利用する、または往復便なんだけど片道は捨てる・・・など、過去に聞いた話ではこんなところでした。
私の場合は、LCCで羽田⇒クアラルンプール⇒シンガポール(シンガポール発券チケットを購入)という流れです。
関連記事
ana-mileage-runner-niku.hatenablog.comプレミアムポイントの計算
もうご存知の方も沢山いらっしゃると思いますが、ANAのサイトにシミュレーションにてプレミアムポイントを計算してくれる賢いシステムがあります。
ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション↑↑↑ここからフライトシミュレーションによりプレミアムポイントの計算が可能
機能はプレミアムポイントを割り振る為のルールを元に計算していますので、この計算の簡単な基本のルールだけでも抑えておけば、あれ?なんか変だな?付く筈のポイントが付いていないかも?っという感じに見落しが防げます。
僕の経験では、実際、スターアライアンス加盟航空会社を使用した際に、名前の姓と名の入力項目を航空会社の方が間違えて入力した事により、同一人物と判断されずに間違えて付与されている事がありました。 まぁ海外の人からするとどっちが姓なのかを判断するのは難しいですよね。
国内線のプレミアムポイント
国内線は、飛行距離による基本の区間マイレージ、運賃倍率、路線倍率、搭乗ポイントの4つが計算の基本になります。
基本の区間マイレージは、チケット購入時や取得したマイルの内容から分かると思います。以下のリンクを参照ください。ANA SKY WEB
運賃倍率は購入したチケットの種類という事になり、路線倍率は国内線の場合は一律2倍となります。また、搭乗ポイントは運賃に応じて更に追加で付与されるポイントというイメージなります。
こちらの運賃倍率と搭乗ポイントの関係は以下のリンクより確認できます。
ANA国内線利用運賃一覧表│ANAマイレージクラブ
基本の普通運賃が運賃3で、それの積算率は100%で搭乗ポイントは400付くと覚えれば、そこから安いチケットを買った場合は、それ以下の規定となりますので、積算率が下がり、搭乗ポイントが付かないかもしれないと記憶しておきましょう。
実際の計算式は 区間マイレージ × 運賃倍率 × 路線倍率(2固定) + 搭乗ポイント となります。
ここで大切なのが、プレミアム運賃は全て搭乗ポイントが400付くけど、プレミアム特割やプレミアム旅割28では積算率が下がるということです。
また、 似て非なるものが「特割」と「旅割○○」 です。
通常、割引プランは積算率も搭乗ポイントも下がるというルールですが、特割は例外的に搭乗ポイントが付きます! 旅割21や旅割28などの旅割○○となっているものには搭乗ポイントは付きません!
実はこの差が大きいんです!
路線によっては特割でも旅割でも 価格がほぼ同じ時があるので見逃し注意です!
国際線のプレミアムポイント
国際線も4つの値が計算の基本で、 飛行距離による基本の区間マイレージ、予約クラス、路線倍率、搭乗ポイントで判断します。運賃倍率がクラスに置き換わることになります。
基本マイレージおよび予約クラス、路線倍率は上記の国内線を参照ください。 また、国際線の場合、路線倍率は日本発着アジア路線かANAグループ運行便を使うかで変わるのがポイントです。
予約クラスごとの積算率としては、ファーストクラスで150%、ビジネスクラスで150%~70%、エコノミークラスで100%~30%となっています。 詳細は以下のリンクを参照ください。
ANA SKY WEBここで注意が必要なのが、エコノミークラスのHやV、Wは良く見ると思いますが、Hは70%あるのですがVやWでは50%になってしまうことです。海外路線は長距離になる事が多いと思いますので、この差は大きく響いてきます。
搭乗ポイントについても、エコノミーであっても予約クラスによってはポイントが付く付かないかが分かれます。ちなみに、エコノミーの場合はM以上からポイントが付きます。
実際の計算式は 区間マイレージ × 予約クラスの積算率 × 路線倍率 + 搭乗ポイント となります。
という事で、今回の海外発券のシンガポール-東京間の片道のプレミアムマイルは以下のようになりました。
ゆっくり滞在プラン
海外発券のやり方と取得できるプレミアムポイントの換算について把握できてきたかと思います。今回の例のように、他国から出発して戻ってくる行程ですが、さすがにナリタッチやハネタッチという訳ではないので数ヶ月先のリターンとして設定することになります。
つまり、数ヵ月後に同じように海外発券を続けるか、最後にする場合のみ片道のみのチケットで最後にする事になります。
ゆっくり滞在にするのには、海外発券の出発日を日曜などにして帰国日を金曜夜あるいは土曜日に設定する事になりますが、ここに祝日や自分で休める日を挟むプランとするのがポイントです。
実は元々高い航空券という事もありますが、日本の祝日などに影響されて価格が大きく変動することがあまりないのが海外発券のいいところだと思います。
海外発券の注意点
今回の最後のトピックになりますが、海外発券にはいくつか注意点もあります。まず、海外発券の場合では残念ながらANA SKYコインは使用できません。>_<
なのでキャッシュアウトが発生する事になります。
ただ、日程の組み易さもあり、早めに予約するのであれば問題なく価格のブレは小さく安定したコストとなり、また、アップグレードの空きが十分にある事が多いですが、逆もしかりというところです。
ANAグループ便の使用というところでは座席数に限りがあるので、時期によっては思ったより価格が上がっていたり、予約がとりずらかったりという場合もありますが、とはいえ、同時期に通常の日本からの往復で予約するよりはコストが抑えられている場合がほ殆どですし、予約の変更が無料で何回も出来る(チケットの有効期間内)ので、その辺は有利でしかないと思います。
早く予約するという事は、航空チケットに限らずホテルの予約も先にやった方が割引を受けられて安く予約出来ることが多いです。
ホテルの予約についてはポイントサイト経由での購入がお得です。ポイントサイトでのホテルの予約方法や、その他活用方法については関連記事を参照ください。
現在のANAの国際線サイトから海外発となるANAの航空券を購入する場合は、
支払方法が選べるようになっています!
なんと、その中にはSKYコインでの支払も含まれており、今後はANAでの海外発券であれば、コストがあってもキャッシュアウトは0(ゼロ)におさえられる事になります!
関連記事
ana-mileage-runner-niku.hatenablog.com